勉強したい気はあるけど、何から始めるべきかわからない。ただでさえ、勉強は得意じゃないのに、やり方もわからない。そういう悩みはありませんか?
私は現役医学生で、普段から社会人と同じように朝から夕方まで病院実習をしながら、毎日勉強を習慣としています。ですが、私も最初から勉強が得意だったわけではないし、今でも良い勉強法を模索しています。
この記事では、勉強の仕方がわからない社会人のあなたに向けて、私も実際に試してきてよかった記憶定着方法、アウトプット勉強社会人の学習ツールアプリ、スキマ時間勉強、資格勉強継続の方法まで、具体的に紹介していきます。
この記事のポイント
- 社会人が勉強で迷いやすい原因
- 続けやすい学習計画と時間の作り方
- 記憶に残りやすい勉強法とアウトプット
- モチベーションを保つ現実的な工夫
勉強の仕方がわからない社会人の準備
まずは、勉強を始める前の土台づくりからです。勉強は気合いよりも設計で差がつきます。この章では、勉強方法の基本、時間の作り方、計画の立て方、集中の整え方、記憶に残す考え方までを順番に整理します。
社会人の勉強方法の基本
社会人が勉強する時に、最初につまずきやすいのは、学生時代と同じやり方で進めようとすることです。学生の勉強は授業や試験日が先に決まっていて、自然と流れが作られています。でも社会人は、自分で目的を決めて、自分で進捗を管理して、自分で立て直す必要があります。だからこそ、最初にやるべきなのは教材を開くことではなく、何のために学ぶのかを明確にすることです。これが結局、モチベーションにも繋がるし、効率や勉強計画にも繋がると思います。

私は、社会人の勉強方法は次の3つで考えると整理しやすいと思っています。1つ目は「何を目指すか」、2つ目は「いつやるか」、3つ目は「どう定着させるか」です。この3点が曖昧なままだと、良さそうな勉強法を中途半端にして終わりやすいと思います。逆に、この3点が決まると、参考書の選び方も、アプリの使い方も、勉強場所もかなり決めやすくなります。
たとえば資格取得なら、試験日や現在の実力から逆算して、過去問中心で進めるのか、基礎テキストから入るのかを決めます。英語学習なら、留学などでの日常会話を目標とするのか、論文を読むためとかを目標とするのか、転職のためにTOEICなどの試験での高得点を目標とするのかなどによって、日々のメニューは変わります。
なお、学ぶテーマの選び方に迷うときは、仕事に直結するものから始めるとブレにくいです。現在の仕事に必要なスキル取得を目標とするのも良し、転職のために新たな資格を取得することを目標とするのも良しだと思います。例えば、私が紹介しているのは、FPの資格です。副業から転職まで幅広く活用できます。気になる人は、次の記事からFPについても読んでみてください。
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社会人学習が迷いやすい理由
また、社会人になると「何をどこまでできれば十分なのか」が見えにくくなります。学生ならテスト範囲が決まっていますが、社会人の学びは範囲が広く、終わりが見えにくいですよね。だから私は勉強を始める前に、学ぶ理由だけでなく、ゴールもしっかり決めてほしいと思います
最初に決めたい3つの軸
私がいつもおすすめしているのは、結果目標、行動の型、確認方法の3つをセットで決めることです。結果目標は「何のために学ぶか」。行動の型は「どの時間に何をするか」。確認方法は「何をもって進んだと判断するか」です。たとえば、結果目標が「3か月後に資格試験の合格圏に入る」、行動の型が「平日15分と休日60分」、確認方法が「毎週末に過去問を10問解く」という感じです。この3点があるだけで、日々の迷いがかなり減ります。
さらに、社会人の学びは「いま必要な学び」と「将来のための学び」に分けて考えるべきだと思います。今必要な学びは、仕事で困っていることを減らす学びです。将来のための学びは、転職、副業、資格、教養などですね。最初は前者から手をつけると成果を実感しやすく、勉強の手応えが出やすいです。手応えが出ると、次の学びに進むエネルギーも出ます。後者については、正直なかなか結果が見えにくいです。なので、結果やゴールを目標として作るのではなく、習慣化していくことが大事かなと思います。そうすれば、いつの間にか変化を感じるようになると思います。
なお、自由時間に学習や自己啓発に取り組む人が一定数いることは、総務省統計局の社会生活基本調査でも確認できます。社会人の学びは特別な人だけのものではありません。今は大人になってから、学び直しをしたいと考える人は増えています。人生、今日が1番若い日です。目標ができた今から始めていきましょう。遅いなんてことはありません。(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の結果」)
学ぶテーマの絞り方をさらに整理したいなら、社会人の勉強で差がつく理由と仕事に直結する学習法も参考になります。
勉強時間確保を社会人向けに
社会人の勉強時間確保は、長時間を新しく作る発想より、すでにある時間の使い方を変える発想のほうが現実的です。毎日2時間をひねり出そうとすると苦しくなりますが、通勤前10分、昼休み10分、帰宅後15分のように分けると、一気に実行しやすくなります。
特に忙しい人ほど、「まとまった時間が取れたら勉強する」という考え方は良くないです。まとまった時間が一向にやって来ないです。社会人では、まとまった1回より、短い時間の反復のほうが積み上がりやすいです。その短時間勉強をどれだけやれるかの仕組みを作ることがとても重要です。

時間確保で先にやること
私はまず、1日の流れを「固定時間」と「変動時間」に分けて見ます。固定時間とは起床後、通勤中、昼休み、就寝前のように、比較的パターンが決まっている時間です。変動時間とは残業後や休日の空き時間のように、日によって変わる時間です。勉強は固定時間に置いたほうが続きやすいです。
社会人の時間確保の目安
| 時間帯 | 向いている勉強 |
|---|---|
| 朝の10〜20分 | 暗記、音読、前日の復習 |
| 昼休みの5〜15分 | 要点確認、アプリ学習 |
| 帰宅後の15〜30分 | 軽い演習、短いインプット |
| 休日の30〜90分 | 理解が必要な学習、問題演習 |
日常生活の中での勉強時間の作り方について、私の1番の軸にある考え方としては、「やる気」ではなく「仕組み」で解決するということです。人間は意志が弱い人間なので、それを前提として、やる気がなくても自然にできるようにするべきです。詳しくはこちらの記事で書いています。
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時間を増やすよりムダを減らす
もうひとつ大事なのが、時間を増やすより切り替えロスを減らすことです。勉強を始める時に、障壁が増えれば増えるほど、やる気はなくなるし、時間もすり減っていきます。だから私は、前日のうちに次の日の学習を1つだけ決めておく方法をよく使います。前日のうちに、勉強を1つの予定として組み込んでおくのです。これだけでも、着手までの時間がかなり短くなります。
厳しいことを言うと、あなたの中での勉強の優先度が低いから、他のことを優先し、勉強が後回しになるんだと思います。前述した通り、平日は確かに変動時間が多くなりがちです。ただ、休日は平日に比べると時間が取りやすいと思います。休日は特に、勉強を1つのイベントとして前日から予定に入れておくべきです。本気でまとまった時間を作りたいなら、それくらいするべきだと思います。休日になかなか勉強できないという方は、次の記事も参考にしてみてください。
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社会人の勉強計画の立て方
勉強計画の立て方で失敗しやすいのは、最初から完璧な計画を作ろうとすることです。私は、計画は正確さよりも修正しやすさが大事だと考えています。仕事や家庭の予定は動きますし、体調にも波があります。だから最初から余白を残しておくほうが、結果として長く続きます。
おすすめは、長期・中期・短期の3段階で考える方法です。長期は「いつまでに何を達成するか」、中期は「今月どこまで進めるか」、短期は「今日何をやるか」です。この三つを分けるだけで、見通しと実行の両方が持ちやすくなります。
計画を立てる順番
まず結果目標を決めます。次に、そのための状態目標を決めます。これは「週4日は勉強に触れる」「疲れている日も5分はやる」のように、続けるための条件です。最後に、行動目標として毎日のタスクを置きます。毎日のタスクに関しては、達成を感じやすく、継続もしやすいくらいの量にするべきだと思います。
また、教材を増やしすぎないことも重要です。参考書、アプリ、動画、問題集を同時に増やすと、やる気より先に迷いが生まれます。私は、基本教材1つ、確認用1つ、補助ツール1つくらいまでに絞るのをおすすめしています。最初から最強の組み合わせを探すより、まず1周できる形を作るほうが先です。
計画がズレるのは普通です。ズレたときは、自分を責めるより「何が重すぎたのか」を見直してください。分量が多すぎたのか、時間帯が悪かったのか、教材が難しすぎたのか。その修正ができる人ほど、長く伸びます。私の場合は、1週間に1度、週末に見直す日を作っています。
挫折しにくい計画の特徴
私は、続く計画には共通点があると感じています。ひとつは、毎日の最低ラインが小さいこと。二つ目は、週ごとの見直し日があること。三つ目は、予備日が最初から入っていることです。社会人のスケジュールは変動が大きいと思うので、全部ぴったりに詰めると、1回の遅れが連鎖しやすいです。逆に予備日があると、遅れても立て直せます。遅れが増えると、自己嫌悪になる人も多いので、より余白を作ることが大事です。
計画を立てるときのチェック項目
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 目標 | 期限と達成基準が具体的か |
| 教材 | 使う教材が多すぎないか |
| 時間 | 固定時間に学習を置けているか |
| 復習 | 見直し日を確保しているか |
| 予備日 | 遅れを吸収する余白があるか |
なお、仕事や家庭の状況が急に変わることもあります。そんなときは、計画を捨てるのではなく、サイズを小さくしてください。30分が無理なら10分、10分が無理なら3分。継続することが大切です。完璧にやるより、戻りやすい状態を守るほうが長期では強いです。もしできない日があっても、また次の日から始めたら良いだけですよ。

大人の勉強集中方法のコツ
大人の勉強集中方法で大きいのは、精神力ではなく環境設計です。集中できないのは、意志が弱いからではないです。集中できない環境だと、誰でも集中できないです。
私がまず整えるのは、勉強場所、視界、開始ルーティンの3つです。勉強場所は、静かさだけでなく、毎日入りやすいかどうかが重要です。自宅の机でもいいですし、カフェや図書館でも構いません。ただし、毎回場所を探す状態だと続きにくいので、固定拠点を1つ決めておくとラクです。私の場合は、自宅、図書館、スタバのように気分転換やイレギュラーのためにいくつか用意しています。
次に視界です。使わない教材、通知が来るスマホ、仕事道具が散らかっている机は、集中を削ります。勉強に必要なものだけを目の前に置く。これだけでもかなり変わります。
最後に開始ルーティンです。勉強を始める時のルーティンを作っておくと、気が乗った時にすぐに始めることができます。私は、アイスコーヒーを入れ、iPadを開き、イヤホンをつけるだけです。ルーティンが多すぎると、今後は勉強が始めるまでに時間がかかるので、3つくらいがおすすめです。私は寝る前に、机の上を片付けないようにしています。毎回片付けると、翌日始める時に、また出さないといけないからです。デスクに座ったら、「開くだけ」にしておくべきです。
集中力を高めるために、アイテムにこだわって投資するのも良いと思います。私は、勉強場所とその時の気分によって、イヤホンやヘッドホンを活用しています。また、頭が働かないと感じた時のエネルギー補給も大事です。私がいつも活用している集中力アップアイテムは、こちらの記事で紹介しています。1つでも自分に合ったものを取り入れてくれると、いつでもどこでも自分の世界に没入して、集中できるようになるはずです。
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時間帯や場所との相性も大切
朝が得意な人もいれば、夜のほうが落ち着く人もいます。私は、テクニックだけでなく時間帯との相性も考えてほしいと思います。朝は頭がクリアなので理解が必要なものや読解に向きやすく、夜は疲れがあるので軽い復習や暗記に向きやすい人が多いです。ただし個人差は大きいので、数日試してしっくり来る時間帯を見つけるのが現実的です。
それでも集中できない日はあります。そんな日は、環境を変えるのも有効です。自宅でだめならカフェ、カフェでだめなら図書館、静かすぎてだめなら少し音のある場所。場所との相性も結構あります。私は前章で書いた通り、いくつか選択肢を持っています。
社会人の勉強記憶定着術
勉強記憶定着で大切なのは、長く読むことではなく、思い出す回数を増やすことです。テキストを読み続けるだけだと、理解した気になりや水です。でも実際には、閉じた瞬間に出てこないことも多いです。だから私は、アウトプットの回数を増やすことを意識しています。
記憶を残しやすくする流れ
まず全体像をつかみます。次に要点を自分の言葉で短く言い換えます。そのあと、問題を解く、音読する、誰かに説明する、メモなしで思い出すなどの行動を入れます。この順番にすると、理解と定着がつながりやすいです。図にしたり、比較表にしたりして整理するのも有効です。
記憶定着の軸は、理解→想起→反復です。覚えられないときほど、読む回数だけでなく、思い出す回数を増やしてみてください。
就寝前の軽い復習も使いやすいです。長い勉強をする必要はなく、5分だけ見直す、要点を声に出す、アプリで確認するくらいでも十分です。隙間時間でそれくらいの簡単な復習を繰り返すことが大事です。
忘れる前提で設計する
そもそも、人間は忘れるのが普通です。だから、忘れる前提で設計するほうがうまくいきます。あなたの周りで勉強ができる人も、絶対に繰り返しやっています。一度で覚えることができる人はいません。私は、学習したその日、翌日、数日後、1週間後というように、ざっくりした復習の節目を作るようにしています。厳密でなくて大丈夫です。大事なのは、思い出す機会をあとから入れることです。
記憶定着の基本サイクル例
| タイミング | やること |
|---|---|
| 学習当日 | 要点を3つ言う、1問解く |
| 翌日 | メモを見ずに思い出す |
| 3〜4日後 | ミニテストや問題確認 |
| 1週間後 | 苦手だけを絞って復習 |
また、記憶は理解と結びついているほうが残りやすいです。単純暗記が必要な分野でも、意味やつながりを見つけると覚えやすくなります。たとえば、用語を丸暗記するだけでなく、何のための考え方なのか、どんな場面で使うのかを押さえる。これだけで記憶のフックが増えます。
勉強の仕方がわからない社会人の続け方
ここからは、勉強を実際に継続するための実践編です。知識を入れるだけではなく、アウトプットの入れ方、やる気との付き合い方、ツールの使い方、スキマ時間の活かし方、資格勉強を続ける考え方までをまとめます。

社会人のアウトプット勉強法
アウトプット勉強法は、勉強した内容を使える形に変えるために欠かせません。読んで終わり、見て終わりだと、わかった気分になっってしまがちです。でも、実際に問題を解く、説明する、要点をまとめる、これらをやると理解の甘さがはっきり見えてきます。ここが成長の入口です。
私は、インプットとアウトプットの比率は、基本的には3対7が良いと言われていて、学習初期でも最低3対1くらいは欲しいと考えています。特に資格などの試験があるタイプの学習においては問題を解かないまま進めると、必要な知識の形がつかみにくいです。テキストを読んだら、その日のうちに1問でも試す。これだけで定着率はかなり変わります。
すぐ使えるアウトプットの例
1つ目は問題演習です。最もわかりやすく、結果も見えやすい方法です。2つ目は一言要約です。学んだことを30秒で説明できる形にすると、理解が整理されます。3つ目は教えるつもりで話すことです。相手がいなくても、自分で声に出すだけで十分効果があります。4つ目はミニテストです。アプリや暗記カードを使って、小さく確認する方法です。
また、アウトプットは完璧な理解のあとにやるものではありません。むしろ、理解があやふやな段階でやるから、弱点が見つかります。できなかった問題や説明できなかった点は、次のインプットの焦点になります。この往復ができると、勉強がかなり効率化します。
インプット偏重を防ぐ考え方
社会人の勉強では、読書や動画視聴が増えやすいです。どちらも入りやすいですし、やった感も出やすいです。でも、実務や試験では「取り出せる知識」でなければ使えません。だから私は、インプットの後には必ず小さな確認行動を置くようにしています。たとえば、動画1本を見たら、見終わってすぐに要点を3つメモする。参考書を読んだら、今日勉強したことを思い出す。これだけでも、知識はだいぶ残ります。
さらに、アウトプットは記録が残るので、自分の変化を確認しやすいです。過去に間違えた問題が解けるようになった、説明が短くなった、要点を自分の言葉で言えるようになった。こういう変化は、やる気の支えにもなります。勉強が続かない人ほど、学んだことを「見える形」にしておくと良いかなと思います。
なお、仕事に直結するような学びでは、実際の業務で使うことも立派なアウトプットです。会議で話す、資料に反映する、同僚に説明する、仕事のやり方を変える。こうした実践は、記憶の定着にも強くつながります。学んだことが生活や仕事に結びついた瞬間、知識はかなり残りやすくなります。学んだことをまず実行してみるという姿勢が、学びを加速します。
社会人の勉強モチベ維持法
社会人の勉強モチベーション維持は、やる気を出し続けることではありません。私は、モチベーションは上下するものだと前提にしたほうがラクだと思っています。やる気が高い日だけで学習を回そうとすると、一度下がるとなかなか戻って来れなくなります。だから、やる気に依存しない仕組みを作ることが大切です。
効果的なのは、目的を具体化すること、小さな達成を見える化すること、始めるハードルを下げることです。目的が曖昧だと、疲れた日に簡単に負けます。「昇進のため」「転職のため」「自信をつけるため」でもいいのですが、もう一歩具体化して、何がどう変わるのかまで言葉にすると続きやすいです。
そして、達成を見える化します。学習記録、チェック表、カレンダーへの印、アプリの連続日数。こういう小さな見える化は侮れません。私は、毎日のチェック表が埋まることが楽しく感じるようになってきました。
やる気が落ちた日の対処法
やる気がない日ほど、「今日は休むか、頑張るか」の二択で考えがちです。でも私は、その中間を作るのが大事だと思っています。たとえば、教材を開くだけ、1ページだけ読む、音声を5分聞く。これくらいなら、疲れた日でもできることがあります。勉強を完全に止めないことが、次の日の戻りやすさにつながります。
また、モチベーションが下がる原因は1つではありません。目標が遠すぎる、教材が難しすぎる、結果が見えない、生活が疲れすぎている。原因によって打ち手は変わります。だから私は、気持ちの問題だけで片づけず、仕組み側を点検するようにしています。努力不足ではなく、設計ミスのこともかなり多いと思います。だから、毎週1回、進捗を確認しながら、計画を見直していく必要があるのです。
続く人がやっている小さな工夫
続けられる人は、特別な根性があるというより、戻りやすい仕組みを持っています。机に教材を出しておく、寝る前に明日の勉強を1つだけ決める、学習記録をつける、勉強仲間と進捗を共有する。こういう小さな工夫が大事です。私は特に、明日やることを前日に決める習慣をおすすめしています。これだけで、やる気に頼る場面がかなり減ります。勉強仲間を作るためには、SNSを活用するのもいいかもしれません。勉強記録を発信すると、仲間ができたり、刺激を受けたりすることが多いかもしれません。
社会人の学習ツールアプリ
社会人の学習ツールアプリは、使い方が合えばかなり便利です。ただ、ツールは増やすほど良いわけではありません。私は、ツールは「時間を節約するもの」と「定着を助けるもの」に分けて考えています。前者はカレンダー、ToDo、タイマー、後者は単語カード、音声学習、問題演習アプリなどです。
たとえば、スケジュール管理ならカレンダーに勉強枠を先に入れておく。短時間の着手にはタイマーを使う。移動中は音声教材を使う。自分に合うかどうかはわからないので、自分で一度使ってみることが1番大切かなと思います。私は、タイマーも最初はスマホを使っていましたが、タイマーをつけるついでにスマホを触ってしまうことがあり、机に置く用のタイマーを使ってみました。すると、スマホを触ってしまう時間も減り、さらには資格的に時間を確認することができ、すごく勉強が捗るようになりました。たった、これだけでも意外と効果があるものです。私が使っているタイマーを載せておきます。おしゃれなので、テーブル上のインテリアにもちょうど良いですよ。
ツールは目的別に分ける
私は、学習ツールを次の3種類に分けると整理しやすいと思っています。1つ目は管理ツール。カレンダーやToDo、習慣化アプリのように、学習を忘れないための道具です。私は、勉強の計画や進捗管理は、Notionを使っています。2つ目は学習ツール。単語カード、問題演習、動画教材、音声教材など、学ぶそのものを助ける道具です。私のおすすめは、暗記カードを自作できるアプリのAnkiです。これは医学生でも非常に多くの人が活用していますが、ただ、暗記カードを作れるだけではありません。過去の正答率と人間の忘却曲線に基づいて、復習のタイミングを提案してくれます。3つ目は補助ツール。メモアプリ、PDF閲覧、スキャン、録音など、学習環境を整える道具です。
ツール選びの考え方
| 分類 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| 管理ツール | 予定と継続の管理 | カレンダー、ToDo、タイマー |
| 学習ツール | 知識の習得と確認 | 単語カード、問題演習、動画教材 |
| 補助ツール | 学習環境の整備 | メモ、PDF、録音、スキャン |
大事なのは、ツールを使いこなすことが目的にならないことです。設定に時間をかけすぎたり、アプリの比較だけで満足したりすると、本来の勉強時間が削られます。私は、1つ導入したら1週間使ってみて、続くかどうかで判断する方法をおすすめしています。合わなければすぐ変えて大丈夫です。
また、アプリなどを活用しながら勉強するためには、iPadでの勉強がおすすめです。すでに使っている人も多いかもしれませんが、今では、私にとっては、生活必需品です。iPadは勉強道具を全て持ち運ぶことができる万能アイテムであり、アプリなどを活用することで、いつでもどこでも充電さえあれば、勉強を始めることができます。本当に革命レベルの画期的アイテムです。iPad勉強法については、こちらで詳しく書いてあるので、ぜひ読んでみてください。
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スキマ時間の勉強を社会人に
社会人のスキマ時間勉強は、短いから意味がないと思われがちですが、私はかなり重要だと考えています。なぜなら、忙しい社会人にとって学習を継続する主戦場は、実はこの短い時間だからです。通勤、待ち時間、昼休み、家事の合間、寝る前の5分。こうした時間を使えるようになると、勉強の総量が安定します。
ただし、スキマ時間に向く勉強と向かない勉強があります。向くのは、暗記、音声学習、要点確認などです。向きにくいのは、深い読解、動画視聴学習、複雑な新範囲の理解などです。ここを上手く使えるかどうかが、スキマ時間攻略の鍵です。
私は、スキマ時間の学習メニューをあらかじめ決めておくことをおすすめしています。事前に決めておけば、毎回考えなくて済みます。考える負担が減ると、着手率はかなり上がります。
スキマ時間を活かす設計のコツ
スキマ時間学習を機能させるには、教材の持ち方も大事です。私は、スマホ1つでできる教材と、紙でしかやりにくい教材を分けて考えています。スマホでできるものは、単語、要点、音声、クイズ形式の確認などです。紙向きなのは、じっくり読む解説、書き込みが必要な問題、全体像を整理するノートです。この区分ができると、場所に応じて自然に勉強の切り替えができます。私の場合は、基本的にはiPadで勉強をしますが、どうしても少ないスキマ時間を活用する時のために、スマホにはそれ用の勉強資料やアプリが入っています。
また、スキマ時間は「足し算」で考えると気持ちがラクです。1回5分でも、1日に3回あれば15分です。1週間で見ればかなりの差になります。まとまった時間が少ない人ほど、この小さな積み上げが大事です。

資格勉強で勉強の仕方がわからない社会人を卒業するために
資格勉強継続で、勉強の仕方がわからない社会人を卒業するには、最初から完璧な受験生になる必要はありません。私は、資格勉強こそ「続く仕組み」を作った人が強いと思っています。資格は試験日があるので、目標が明確で取り組みやすい反面、範囲の広さに圧倒されやすいです。だから、全部を均等にやろうとするより、出るところから押さえる設計が大事です。私は、医学部で膨大な数の試験を経験してきたので、説得力も持って言えます。
まずは試験日と出題範囲を確認して、今の自分との差をざっくり把握します。そのうえで、基礎インプット、問題演習、復習の順番を決めます。初心者ほど、問題を後回しにしがちですが、資格勉強では問題に触れることで必要な知識の形が見えてくることが多いです。テキストを読み切ってから過去問、ではなく、早めに問題へ触れてください。問題に先に触れることで、自分の足りないところが見えてくるはずです。
継続のコツは、週単位で進捗を見ることです。1日単位で遅れを気にしすぎると苦しくなります。でも週単位なら、平日にできなかった分を休日に回す調整がしやすいです。私は、「今週の最低ライン」を1つ決める方法を用いています。たとえば、講義動画を2本、過去問20問などです。この最低ラインがあると、忙しい週でも軸が残ります。そして、うまく調整するために日曜日などは余白としておくのが良い思います。1週間終えるタイミングで次週の計画を見直してみてください。
勉強の仕方がわからない感覚は、才能不足ではなく、設計がまだ定まっていないだけのことが多いです。目標を決める、時間を固定する、軽く始める、問題で確認する。この流れができると、勉強はスムーズに習慣化されます。あなたに必要なのは、特別な根性ではなく、続けられる形を一つ作ることです。
資格勉強で失敗しやすいポイント
社会人の資格勉強でよくある失敗は、最初から範囲を広げすぎることです。参考書を何冊も買う、講座を増やす、情報収集ばかりする。これをやると、勉強しているつもりなのに得点に結びつきにくくなります。私は、資格勉強では「軸教材」と「確認教材」を決めたら、まずそれを回し切ることを優先しています。教材を増やすのは、弱点が見えてからで十分です。
もうひとつは、復習を後回しにすることです。新しい論点を進めるのは気分がいいですが、試験で点になるのは、繰り返した知識です。だから私は、新規学習と同じくらい、復習の時間を大切にしています。資格勉強では、理解が浅いまま前へ進むより、よく出る論点を何度も確認したほうが強いです。3歩進んで2歩下がるくらいがちょうど良いですよ。
資格勉強を続ける基本サイクル
| 段階 | やること | 意識したい点 |
|---|---|---|
| 基礎理解 | テキストや講義で全体像をつかむ | 深追いしすぎず1周を優先 |
| 問題演習 | 過去問や確認問題を解く | できない箇所を明確にする |
| 復習 | 間違えた部分だけを見直す | 苦手の再発防止に集中する |
| 定着 | 週単位で繰り返す | 最低ラインを守って継続する |
勉強の仕方がわからない状態を抜ける考え方
最終的に大事なのは、あなたに合う勉強の型を1つ持つことです。朝に暗記、昼に確認、夜に軽い復習、週末に問題演習。このような自分の型ができると、勉強のたびに迷わなくなります。迷わないことは、続けるうえでかなり大きいです。もう一度言います。人間は意志が強い生き物ではありません。モチベーションに左右されず、なるべく考えなくても、迷わなくても、自然な形で勉強を継続できる方法をぜひ見つけてみてください。